ひと息ばなし

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2019.09.30

♪思い出ばなし♪

先代の創業者滝澤裕は、大工として昭和28年に新潟県柿崎市から松本に移住し、何もない箸一膳からの生活を始めました。この理由は海風にあおられた柿崎の大火で、二度家を焼かれたことにあります。そのせいか、私たちも子育ては、人様の古着や自転車、箪笥などを頂き、洗って干して補修したりして結構再利用していました。そのため、子供たちはキャラクターなどの絵柄のある靴やTシャツなどは縁がなく育ちました。このように物を大切に利用することは大変良いことだと義理の両親は教えてくれました。今も、もったいないという精神はしっかり根付いています。

私は経理と総務の担当者として、知恵を絞り、会社として何が必要かといろんなことに積極的に拘わってきました。会社は1人ではできないことをつくづく感じます。支えるための応援部隊がとても必要なのです。ISOしかり、社員教育しかり、会社全体の意識を高めていくことは11つの積み重ねが大切です。社長には社長の苦労があり、他の役員しかり、各部署の設計、積算、工事管理、大工、総務、経理が向かってきた困難な仕事をなんとかこなそうと各部署が努力した結果が今の我社です。「向かってきたものは知恵を出して立ち向かう」という経営者の思いが、ここまで成長させたのだと思います。そして皆で助け合い技術力を高め遂行していく・・・。そんな会社であってほしいと思います。

社員旅行に行くと「仲の良い会社ですね」とよく言われます。みんなの笑顔がうれしいです。法人化40年。40年の重みは計り知れません。この会社は大工の腕が一流だった創業者の父滝澤裕が世間に丁寧な仕事だと認められ、また、法人化を強く希望し力になってくれた私の父の百瀬由雄の二人が原点です。この二人の父に感謝、感謝です。二人とも故人になりましたがあの世で見守っていてくれたと思います。令和元年9月より新役員になりました。新しい役員に新風をいれて活躍してほしいと思います。

老兵は優しく見守るとしましょう。皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

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