ひと息ばなし

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2016.01.19

今年もよろしくお願いします

皆様、1月の後半に新年の挨拶ですが、今年もよろしくお願い致します。

さて、久しぶりのひと息ばなしです。
昨年は、私の体調がガタンと崩れた一年でありました。
免疫力の低下で、歯医者、内科、皮膚科と定期便のごとく巡りました。
中でも、歯医者は奥歯が2カ所化膿して、本日、奥歯の1本がようやく使えるようになり、好きなお漬物も食べることができます。後、もう1本は後日のお楽しみということで治療中であります。
そこで、いつも感心している歯医者さんのお話をさせて頂きます。
いつも通院は、一番と決めていて30分位前には歯医者に着きます。
玄関先には、洗い出しといって小さな砂利の入った土間に必ず水打ちしてあります。その水打ちの爽やかさは、春夏秋冬、暑い時、寒い時に問わず水打ちされ、誠に美しく、何か心が洗われる気がいたします。
ここの歯科衛生士さんの女性群が本当にきれいにお掃除をしているんです。玄関戸、中戸、ガラス戸、雑巾をもって、テキパキと元気よく気持ちのよい挨拶。玄関の花鉢の生き生きさ、玄関戸を開けたときに中庭まで見える土間の奥行の深さに「いつも、なんて美しいのだろう」と改めて日本建築の良さと郷愁を感じることができます。また、診察室に入ると、大きな梁の見事なこと!
こんな歯医者さんは、日本中探してもありません。
この建物は、数年前に土壁の古い建物を改装した村井町にある「上島歯科医院」です。
私にとっては、小さなころから見つめてきた建物で、昔は川久保歯科でした。その頃は、なんと待合室にはお炬燵があり、足をみんなでつっこんで順番を待っていた覚えがあります。今、村井街道の雰囲気が変わりつつあり、この街並みを維持していくには難しいものがありますが、改装されて残ったことは村井町の遺産でもあります。上島先生に感謝です。村井街道の建物があと数軒ですが、後世に残されることを願って止みません。皆様も、お時間がありましたら、村井街道を歩いてみてください。村井駅前のダイマル書店から北が村井街道になります。明治天皇がお休みされた酒屋も風情たっぷりで残っています。

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