ひと息ばなし
column
2012.03.01
がんばろう!日本!そして東北!
H23.3.11から、一年、日本にいろんなことを提起した東日本大震災です。
当社として、また、個人として、何ができるだろうかとこの言葉を聞くたび見るたび、絆という言葉を繰り返すたび、絵に描いた餅にならぬようにと言い聞かせ、できることをしようと努めてきました。この度、研修旅行を、東北にして応援しようと社長から話がありました。2年に一度の旅行は、2月とほぼ決定しており、暖かい地方に行くのが通例でしたが、今年は、厳冬の東北、それも、被害の大きい南三陸町の役場に当社と社員からの義援金を届けながらの旅行になりました。ボランティアもしたかったのですが、朝の10:00~午後3:00までとのことで、予定が合わず、今回はあきらめました。
朝4:30、寒い中皆元気に出発です。南三陸町に到着は午後2時過ぎ、無事に到着いたしました。きれいに晴れた南三陸町の海は、穏やかで美しい色で遠くから来た私たちを迎えてくれました。反面、津波で何もない家の跡と、前役場や病院の悲惨な姿が心にぐさっと刺さり、多くの方を亡くされた地域の方々の悲しみが迫ってくるようでした。実は、10年前、交通事故で亡くなった当社の社員だったSさん、当時21歳の故郷なのです。Sさんのご両親たちは、運よく津波から逃れ、ご無事で、役場まで私たちを迎えに来てくれました。10年近くお会いしてないご両親でしたが、お二人の優しい笑顔に懐かしさとお会いできたことの安堵と入り混じった心境でした。
義援金を役場の方にお渡しし、ご両親と握手を交わし南三陸町を後にしました。
役場の方に「報道などで、3.11の時、役場から津波が来ますと危険を知らせていて帰らぬ人となった遠藤未希さんのことをバスの中で話してきたんですよ」とお話しましたら、僕の同期ですと答えました。自分の仕事を全うし、多くの人命を救った若き遠藤未希さん、結婚も決まっていたそうです。改めて、多くの被災地の亡くなった方々にご冥福をお祈り申し上げます。
そして、翌日は、大雪で5時間も遅れて到着…。夕食も取れず大変でしたが、
被災地のことを思えば、こんなこと!なんだ坂、こんな坂、
がんばろう!日本!東北!そして㈱滝澤工務店!!