ひと息ばなし
column
2012.05.09
謹んでお悔やみ申し上げます。
HAL設計室の荒井所長の奥様の陽子さんが4/20の朝に亡くなられました。ここに、謹んでお悔やみを申し述べたいと思います。
昨年の春、荒井所長から、奥様の陽子さんの病気がガンとのことをお聞きし、思わず涙したことを思い出します。
完成見学会では、陽気に楽しくお客様をご案内し、いろんなことをお話ししました。介護しているおばあちゃんのことが主でしたが、同じ境遇の陽子さんに、親近感を持ち、ご主人を明るく支えている姿と笑い顔がとても魅力的でお会いするのが楽しみでした。病気の症状をお聞きするたび、世の中の無情を思い、一日でもお二人が一緒にいられるように毎朝お祈りいたしました。
今年も、はなももの花がきれいに咲きました。去年はお見舞いに大きな枝を切って陽子さんを励まそうとお届けしましたね。あれから先生に病状をお聞きしては、何とかよくなって頂きたくて、いちごなどお届けしましたが・・・
お誕生日の56歳の日が、お葬式とのことで、多くの方々が目頭を押さえておられました。私は、ご自宅の庭で、暖かい日差しの中に立っている幸せそうな陽子さんの姿が鮮明に残っています。又、お料理もシイタケマヨネーズをごちそうになった主人が、美味しかったからといって、めったにないことですが、自分で私に作ってくれたことがあります。これも思い出となりました。荒井所長が、人を支えるのが陽子さんの人生でしたと述べられました。バラの花が大好きな陽子さんの棺の中に、バラの花束を入れられたとお伺いしました。立派に育ったお子様、そして病気になったあなたを支えてきたご主人、
きっと、天国からバラの香りになって千の風になってご家族さまを見守ってくださるでしょう。
合掌