ひと息ばなし

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2013.06.24

我ペンフレンド竹松さんに乾杯

皆さんは、ボーイフレンドやガールフレンドはいますか。
私には、84歳のペンフレンド竹松さんがおります。竹松さんは、東京在住の方で、1ケ月に2、3回ぐらいお手紙が届きます。とっても達筆で、流れるような素晴らしい字体と文書で、手紙を読むたびに感心させられます。竹松さんとの出会いは、私が作曲をしたアゲインという曲のCDを聞き、感想を送って下さった方なのです。もう何年も前になりますが、確かCDを作ったご褒美ということで商品券を贈って下さいました。感性の豊かな方と知り合い、私の人生にぽっと柔らかな火が灯りました。
又、竹松さんは、剣道の館長さんをしていらして、昨年の高齢者の剣道の大会では優勝され、常に自分に厳しく、人には優しくを実践し、剣道を通して多くの方に武士道を伝授しています。又、60歳の時には、自分の人生を豊かにするために、経済的な自立を考えて貸ビルをはじめ、第一線を退いた今は、84歳という高齢にも拘わらず私の他に2、3人のペンフレンドと交信を続けています。私は、ハガキにつたない絵を描いたり、漫画を描いたりして近況報告をしています。いつか、風邪をひいて目だけ出して湯船に浸かっている漫画を描いて送ったら大うけでした。
歳を重ね、ふっと気が付くと定年になり、仕事からも解放され、たくさんの時間がある。
70~80歳を超えると孤独に耐え、病気に耐え、老いとの葛藤に向き合いながら、余生を考える・・・。
でも、ほとんどの人は、気が付くと自分の力では生活できないようになり、介護が必要になってくる・・・自分の身の回りのことを人に頼まないとできなくなってくる。悲しいけれど、寂しいけれど・・・これが現実です。
ですが、自分のやるべきことを見据えるように努力し、人頼みにせず、自分で動くことが大切なんですね。自立している84歳のペンフレンド竹松さんを人生の師と仰ぎながら、多くのことを学べる私は、幸せ者なんだと思います。先日、武士道という本が送られてきました。
日本人の素晴らしさを改めて感じた本でした。これからも、楽しみながらペンフレンド竹松さんと文通を続けたいと思います。

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