ひと息ばなし

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2009.02.05

完成見学会とお客様

当社は、設計事務所とタイアップで完成見学会を行っています。
お客様からのお心遣いを頂き、1日、または2日と行います。
どんなお客様とお会いすることができるかと楽しみな1日でもあります。また、ご家族さまでお見えになるときは、子供たちとの出会いでもあります。
いろんなご家庭があり、ご両親の愛情を感じるときでもあります。
御来場されるとき、お帰りのときのお客様の表情が私たちの対応するものに活力を下さいます。
例えば、県産材の家の完成見学会は、柔らかな杉材の木の温かさに触れたときの、居心地の良さと、採光や風の通り道や、周りの景色に配慮したきめこまやかな設計と、確かな施工に満足された時のお客様の感動は、私たちにも満足を与えてくれ、疲れも心地よいものとなります。そして、お客様の目の輝きに、また、元気を頂きます。
前回の完成見学会は、小さな3歳の女の子がご両親と来場され、お帰りの時、寒い玄関の外で靴を履く姿に感動してしまいました。女の子は口をへの字にして靴を履こうと一生懸命ですが、ご両親はじっと寒風の中見つめていました。私なら手を貸してしまうだろうな….と思いながら立っておりました。女の子はやっと靴を履き終えると満足げに両親の元に駆けていきました。じっと待つことの大切さをわが子の子育てに振り返り考えました。
゛捨て育て゛という言葉があります。子供に必要以上に心や手間をかけない育て方を通して自立していく強い心を育むことができるという意味です。
今の世の中はいろんなものがあふれて、子供たちのハングリ-精神は弱くなりつつあります。ほしいものは努力しないでも親や祖父母が与えます。少子化で肉親の愛情は物を与えることや教育に翻弄されつつあります。子供は元気でがったぼうずが普通で、幼い頃に神童でも大人になり社会人になれば普通の人となり、人とのコミュニケ-ションや思いやりや個性豊かな人が大成していくように思います。今、現代は自立して強い心を育てる重要性をつくづく感じます。失敗を恐れず立ち向かい失敗しても、立ち上がる強い心…いやあ、私もドジでいろんな失敗をしました。事務的な失敗もあり、人との摩擦、心を砕いても受けてもらえぬもどかしさで泣き、でも、それも自分育てに一役買っています。失敗は宝かも…
完成見学会は、住宅をご覧になる皆様との楽しいひとときでもあります。
お施主さまの夢と、設計のデザイン性と施工側の努力の作品です。
見学会が終了し、設計士の先生とお施主様に感謝して…心は満ち足りて終わりです。…今日もありがとうございました。
2/14,15の力作をご覧ください。お待ちしています!

さてトマト食べるかな。

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